隠れアスペルガーという言葉をよく目にするようになりましたが、私が大人になってアスペルガー症候群の診断を受けた後に読んだ本の中に面白い事が書かれていました。それは
「今アスペルガーの診断を受けている人の殆どは間違った診断結果の可能性がある」
という一文。
私は専門家ではありませんので、どれが本当か?などは一切分かりませんが・・・
私を診察した医師は「最近アスペルガーが流行っているから」と言っておられ、診断をしても診断がつかない人も少なくないんだそうです。
一昔前まではこんな名前は世に知られていなかったのに不思議ですよね~
ここからはあくまでも私の考えなのですが・・・
私は自閉症スペクトラムを単なる性格では?と考えています。
病名がつこうがどうであれ、きつい個性のような物。そしてそれが私だと思って過ごしてきました。が、実はそれこそが発達障害だったって(笑)
自分が障害かも?なんて考えた事は一切ありませんでした。
当然こんな病名もあまり知らないくらいなのですから当然なのですが、夫は以前から「かなり変わっている」と思っていたそうです。
そう、多分asdやADHDの人って自分では自分が変だと思ってないような気がするんですよね~。
自分で気付かないから知らない間に孤立したり、仲間はずれにされたりしちゃうんじゃないかな?
当然気付いている人もいるんだと思いますが、自分で思うよりも周囲が「この人変!」と思われる場合の方が可能性として高いような気がするんですよね。
私の母はかなり強烈で毒々しい個性を持っているのですが、定型発達の人が私と母を見比べると母はあきらかに発達障害ではないそうです。
母は「私も何か障害あるんちゃう?」などと言ってますが(笑)
定型発達と発達障害、ここが違う
何が違うか。。。本当に母は強烈なのですが「空気を読む」事が出来るんだそうです。
口は悪くてもその場の流れに合わせる事が出来る、しかし私はそれが出来ない、そんな違いがあるんですって。
と言っても自分では分からないし、私自身はかなり空気を読んでいるつもりなんですが(汗)
そう考えると、隠れアスペルガーの人がアスペルガー症候群かどうかは別として、「私アスペルガーかも」と思っている人は案外違うのかもしれません。セーフって事♪
不思議なブームが到来しているようですが、対人関係が円滑に出来ないと社会では生きていくにはかなり辛い世の中です。
もし私がasdじゃなかったら、もっと職種の幅や友達と楽しい時間を過ごせたのかも?と考えると、やはり障害なんだなぁ。。。と思います。
仕方ないんですけどね~